今から約100年前、華々しい社交の場が繰り広げられた侯爵家のサロン。穏やかな秋の午後、のどかな庭園に臨む窓辺で、昔日に想いを馳せながら、時代を彩った名曲をお楽しみいただきました。
渋谷から2駅、秋に染まる駒場公園の一角。もと加賀百万石・前田侯爵家の邸宅にして、かつて東洋一とも謳われた洋館で、同時代に日本でも流行したタンゴを、約10人編成の生演奏でお楽しみいただきます。
この地に洋館が構えられた1920〜30年代以降、活動写真や蓄音器、ダンスホールなどを通じて、日本でもタンゴが一世を風靡しました。
戦前〜戦後と激動の時代を駆け抜けた洋館の歴史を辿りながら、各年代の薫り高いタンゴの名曲をお贈りします。
国の重要文化財に指定され、戦前の華族の暮らしぶりを偲ばせる名建築の見学とあわせて、素敵なひと時をお過ごしください。
詳細・ご予約はこちら: https://teket.jp/3833/17468
2019年以来、3年ぶりとなるイベントとして、夏の親子向けコンサートを再開しました。コロナ第7波の急拡大で開催が危ぶまれつつも、当日は猛暑のなか、たくさんの親子連れにご来場いただきました。
今回は新たに、QRチケットでの予約管理をはじめ、感染症対策にも取り組みました。他方、演奏では、カラダを使って楽しめる手遊びを取り入れるなど、会場のみなさんにもご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。
0才からOK! お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける無料コンサートです。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: https://iko-yo.net/events/321457
ピアソラ生誕100周年に当たり、テレビやラジオなどで様々な特集番組が組まれたほか、小松亮太『タンゴの真実』も出版されるなど活況を呈した2021年。
月1回のサークル活動は、長引くコロナ禍で相次ぐ中断を余儀なくされつつも、メンバーから寄せられたリクエスト曲を中心に合奏を重ねました。いくつか見学のお問い合わせもいただき、新たなメンバーにも恵まれました。
2022年は、イベント開催に向けて活動予定です。経験や年齢を問わず、各パートでメンバーを随時募集していますので、お気軽にお問い合わせください。
2022年度も練習風景をご覧いただけます。お気軽にお問い合わせください。
UOTの練習などについて:https://uot.tokyo/about.html
コロナ禍に見舞われた2020年は、何度か中断をはさみつつも、感染予防を徹底した上で、サークル活動を継続しました。
イベント開催は当面見合わせることとなりましたが、この機会に、レパートリーの拡充に取り組むこととし、古典からピアソラまで、バラエティーに富む新曲を合奏しました。
秋には見学のお問い合わせをいただき、幸い、新たなメンバーに恵まれました。年の瀬には、一時休部中のメンバーも交え、オンライン交流会を楽しみました。
2021年も、引き続き感染予防を徹底し、活動を継続します。メンバーから募ったリクエスト曲を中心に、幅広い楽曲に挑戦していきます。
メンバーは随時募集していますので、お気軽にお問い合わせください。
長池公園自然館の動植物展示コーナーでは、ヤマザキ動物看護大学の方々が野生動物の標本などの展示を行っており、思いがけない交流をすることができました。かいぼりや野生動物の骨の見方など、普段接することのない知識を沢山教えていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。
今年の長池公園の演奏会では、アルゼンチン・タンゴをメインでお届けしました。
去年も聴きに来てくださった親子の方や、ヤマザキ動物看護大学の学生さんや先生が、タンゴのリズムに合わせて楽しそうに聴いてくださいました!ありがとうございました。
ニュータウン開発の手から逃れ、不思議な伝説とともに里山の風景を今に伝える長池公園。
ここは、2018年に他界したアニメーション監督・高畑勲も好んで訪れた地です。高畑監督は、人々の暮らしや風土を丹念に描く手法で、冒険ファンタジーとは異なる豊かな人間ドラマを生み出しました。
1970年代のTVシリーズ『母をたずねて三千里』の演出にあたっては、当時としては珍しい海外ロケを敢行。盟友・宮崎駿とともに、アルゼンチンを旅し、作品に生かしました。
今回のコンサートは、そんな巨匠たちも訪れたアルゼンチンのタンゴから名曲の数々をお届けします。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: https://iko-yo.net/events/120935
50年以上の歴史をもつ、早稲田大学屈指の音楽団体から卒業生が集結!
各団体が様々なジャンルの音楽を繰り広げました。
当日は歴史のある音楽団体が多数出演し、稲門祭実行委員長の元マラソン選手・瀬古利彦さんが途中で挨拶に入られたり、懐かしい早稲田の地で、にぎやかで楽しい様々な演奏やイベントを楽しませていただきました。
関連リンク: http://www.wasedaalumni.jp/tomonsai
今年で創設68年を迎えた「オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダ」のOB・OG会主催パーティーに参加!
美味しい料理を味わいながら、アットホームな雰囲気の中で、古典からピアソラまで様々なタンゴを楽しみました。
台風のはざま、晴天に恵まれた当日は、夏休みを迎えた大勢のお子さん連れで賑わいました。子どもたちもマラカスで演奏に参加し、会場は大盛り上がりでした。楽器体験コーナーでは、初めて目にする楽器に子どもたちは興味津々の様子でした。
小さなお子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける【完全無料】コンサートです!スタジオジブリのアニメーション映画音楽を中心にお贈りします。
ピアノ、バイオリン、チェロ、コントラバス、バンドネオンなど、約10人編成で演奏します。
演奏に合わせて手拍子をしたり、マラカスを振ったり、親子で楽しくご参加いただけます。演奏のあとに、楽器にふれて音を出せる体験コーナーもございます!
古くから映画の撮影所などが集まり、“映画のまち”として知られる調布。
2012年の京王線の地下化により駅前に新たな広場が生まれ、休日には家族連れで賑わっています。また、深大寺や都立神代植物公園、味の素スタジアムなど、市内の観光スポットへの起点として、多くの人々が行き交っています。
コンサート会場は、調布駅から徒歩4分、調布市文化会館「たづくり」の最上階(12階)です。赤いじゅうたんの敷かれた吹き抜けの広々としたスペースで、展望ロビーからは雄大なパノラマを楽しむことができます。館内には、図書館や映像シアター、レストランなどが併設され、連日、各種イベントも開催されています。さらに、駅前には2017年オープンの新たな複合商業施設や映画館なども充実しています。コンサートの前後に、おさんぽやショッピングと一緒にお楽しみいただけます!
乳幼児OK・入退場自由・完全無料のコンサート(当日先着200名)ですので、気軽にお立ち寄りください!(*授乳室は7階にございます。また、会場内での飲食が可能です。)
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: https://iko-yo.net/events/168359
秋晴れのあたたかな気候の中、長池公園内では「みどりのあそび市」も開催され、多くの親子連れの方や地域の方々にお越しいただきました。
前半のアルゼンチン・タンゴ、後半のジブリ音楽という二部構成でお届けし、いくつかの曲では小さなお子さんもマラカスを持ちながら演奏に参加していただきました!
豊かな里山の風景を残す、長池公園。
「ここは自然のままという感じで、ぼくは好きだよ。」
4月に他界したアニメーション監督・高畑勲も愛した長池。多摩ニュータウン開発を狸の視点から描いた映画『平成狸合戦ぽんぽこ』は地域の人々の活動を後押しし、NPOへと結実。長池の豊かな里山の風景は今もそうした地域の人々によって大切に守られています。
『平成狸合戦ぽんぽこ』をはじめ、丁寧な生活描写の中に命の喜びを込めた高畑監督。『母をたずねて三千里』の製作にあたっては、舞台となる南米アルゼンチンを若き日の宮崎駿監督(当時は画面設定・レイアウト担当)とともに旅しています。
今回のコンサートは、長池にゆかりの深い故人を偲び、どこか懐かしいアルゼンチン・タンゴのメロディーとともに、スタジオジブリ映画を彩った名曲をお贈りします。
深まる秋の昼下がり、長池の神秘的な風景とともにお楽しみいただければ幸いです。
お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける曲目です。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど約10人編成で演奏します。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: https://iko-yo.net/events/120935
オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダのOB・OGバンドと現役学生オルケスタが共演!
創設から67年を迎えた、オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダ。
パーシモンホールでのコンサートにUOTも参加させていただきました。
現役オルケスタとOB・OGの複数のバンドメンバーが集まってのグラン・オルケスタや、個性あふれる各バンドの演奏、プロバンドの演奏など、いろんな編成・選曲・演奏スタイルを楽しめるひと時となりました。
爽やかな陽気の中開催された花小金井南公民館まつり。
不思議な楽器も登場したり、マラカスで皆さんも参加していただいたり、地域の方々と楽しい音楽のひと時を過ごさせていただきました。
花小金井南公民館の皆さんには企画から開催まで、大変お世話になりました。ありがとうございました!
【無料】お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける無料コンサートです!
大人気! スタジオジブリのアニメーション映画音楽とアルゼンチンタンゴの名曲をお届けします。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、バンドネオンなど約15人編成で演奏します。
一部楽曲では、マラカスや手拍子など、お子様にもご参加いただけます(任意)。
また、楽器体験もすることができます。
「エル・オンセ」(さあ楽しもう!)「パジャドーラ」(フィギュアスケートの浅田真央選手も使用した曲)など、楽しいタンゴの曲もあわせてお送りします♪
花小金井南公民館では、様々な活動やイベントが活発に催され、人々の憩いの場として親しまれています。
お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける曲目です。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど約15人編成で演奏します。
入退場自由・予約不要・無料のコンサートですので、気軽にお立ち寄りください!
花小金井南公民館アクセス: 詳細はこちら
親子連れをはじめ幅広い方にご来場いただき、冬の長池公園での音楽を楽しんでいただきました。
ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。
多摩の里山の風景を残す、八王子市長池公園。
ここは『平成狸合戦ぽんぽこ』の狸たちのすみかです。
冬景色を見せる長池の穏やかな午後、園内の一角の素敵な自然館で、心温まる名曲の数々をどうぞ(無料)
多摩ニュータウンに暮らす少年少女の青春を描いたスタジオジブリのアニメーション映画『耳をすませば』をはじめ、少年少女の旅や冒険を描いた『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』などの世界に、長池に古くから伝わる浄瑠璃姫のロマンスを重ね合わせながら、一篇の心象スケッチのようにして演奏します。
長池は、『もののけ姫』にも登場する巨人デイダラボッチの足跡でできた池とも言い伝えられています。神秘的な池のすがたは、戦乱の世に儚く散った浄瑠璃姫のロマンスなど、古くから人々の想像力をかき立て、物語の源泉となってきました。あなたも一緒に、耳をすまし、心に浮かぶ情景を長池に映し出してみませんか?
お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける曲目です。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど約10人編成で演奏します。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: https://iko-yo.net/events/97439
大盛況の中、演奏会を終了することができました!
ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。
【無料】0歳からOK!お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける無料コンサートです!
大人気! スタジオジブリのアニメーション映画音楽を中心にお届けします。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、バンドネオンなど約10人編成で演奏します。
一部楽曲では、手拍子や合唱など、お子様にもご参加いただけます(任意)。
「エル・オンセ」(さあ楽しもう!)「パジャドーラ」(フィギュアスケートの浅田真央選手も使用した曲)など、楽しいタンゴの曲もあわせてお送りします♪
100年以上の歴史を誇る”都会のオアシス”、日比谷公園。
広大な園内では四季折々のイベントが開催され、人々の憩いの場として親しまれています。
園内の一角にある千代田区立日比谷図書文化館は、2011年にリニューアルオープン!
ミュージアムやホールを併設した複合文化施設で、library of the year 2013 優秀賞も受賞。周辺には皇居や帝国ホテル、銀座の瀟洒な街並みが広がり、コンサートの前後におさんぽやショッピングとあわせてお楽しみいただけます!
また、館内のミュージアムでは、お子様にぴったりの、かわいい動物たちがいっぱい登場する特別展「世界が見た、驚きと感動の大自然 ネイチャーズベスト傑作写真展」(中学生以下無料、一般:300円)も開催中です。
乳幼児OK・入退場自由・予約不要・無料のコンサートですので、気軽にお立ち寄りください!(*会場の小ホールの横に授乳室もございます)
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」: http://iko-yo.net/events/78533
日比谷図書文化会館アクセス: 詳細はこちら
東京都で初めて文教地区に指定された国立市。
駅を降り立つと、フランスのシャンゼリゼ通りを模した大学通り沿いに美しい銀杏並木とともに閑静で瀟洒な街並みが広がっています。
スタジオジブリのアニメーション映画音楽などで有名な作曲家の久石譲さんは、かつてここ国立市にあった国立音楽大学に通っていたそうです。
そんな国立とも縁の深い久石譲さんの楽曲を中心にお届けしました。
会場は、谷保駅に近い富士見台団地の一角、「KF(くにたち富士見台)まちかどホール」。
地域の人々のつながりをつくり、まちを元気にするべく、商店主や学生・市民・行政が一体となって活動しているNPOが運営しています。
商店街に開かれた、このユニークな「まちかどホール」でなら、まちに暮らす多様な人々との素敵な出会いが待っているはず...。
そんな期待を胸に迎えた当日は、狙い通り商店街をご利用中の近隣住民の皆さんにお立ち寄りいただけ、地元・国立ゆかりの音楽を一緒に楽しむことができました。
多摩の里山の風景を残す、八王子市長池公園。
ここは『平成狸合戦ぽんぽこ』の狸たちのすみかでもあります。
秋深まる日曜の午後、紅葉散策とあわせて、園内の一角に佇む素敵な自然館で、心温まる名曲の数々をどうぞ(無料)。
多摩ニュータウンに暮らす少年少女の青春を描いたスタジオジブリのアニメーション映画『耳をすませば』をはじめ、同じく少年少女の旅や冒険を描いた『魔女の宅急便』『風立ちぬ』『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』などの映画音楽(世界観)を綯い交ぜにし、〈旅立ち〉〈出会い〉〈別れ〉といった人生の哀歓を、長池の四季折々や、長池に古くから伝わる浄瑠璃姫の悲恋物語にも重ね合わせながら、一篇の心象スケッチのようにして紡ぎ出します。
長池は、『もののけ姫』でおなじみの巨人デイダラボッチの足跡が残ってできた池とも言い伝えられています。神秘的な池のすがたは、戦乱の世に儚く散った浄瑠璃姫のロマンスなど、古くから人々の想像力をかき立て、物語の源泉となってきました。あなたも一緒に、耳をすまし、心に浮かぶ情景を長池に映し出してみませんか?
お子様から大人まで、どなたでもお楽しみいただける曲目です。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど約10人編成で演奏します。
フュージョン長池公園
今デカケル多摩のイベント情報サイト: https://imatama.jp/event/detail?id=178
タンゴの本場、アルゼンチン・ブエノスアイレスの楽団(オルケスタ)で正団員として日本人で唯一活躍されているバンドネオン奏者・奥村友紀さんをお迎えしての練習会。
単なる演奏技術論ではなく、現地で暮らすなかで体感したアルゼンチンの風土や人々の気質などを踏まえて、オルケスタの曲づくりのための貴重なアドバイスをたくさんいただきました。
自分たちの演奏がみるみる良くなっていくことに私たち自身、驚きを覚え、最初から最後まで目から鱗の連続。ミロンガ(軽快なリズムのタンゴ)の曲では、男女の駆け引きの様子を分かりやすく説明(実演)してくださり、一同爆笑。終始和やかな雰囲気で、オルケスタの魅力を再発見できた楽しい練習会でした。
子どもからお年寄りまで、多様な世代が行き交う市民ロビー。一人勉強に励む中学生、カードゲームに興じる高校生たち、中高年の趣味の集まり、本を読む人、おにぎりを食べる人、とくに目的もなく窓の外の風景を見る人…
ここは、どんな人も受け入れてくれる場所であり、あたり一帯を見渡せる「世界への窓」。
多摩の様々な地域課題(子どもたちの「居場所」づくりや公共文化施設の統廃合問題など)を知り、地域の一員として何かできないかと自問。
社会学の概念「サードプレース(第三の場)」や「サウンドスケープ(音風景)」をヒントに企画。来場者の限定されるホールではなく、地域の多様な人々が自然と集うオープンスペースを会場に選びました。
人々の地域へのまなざし(愛着)を喚起すべく、選曲とレイアウトに苦心。多摩を舞台にした『耳をすませば』の世界観になぞらえて、ふるさとやひとを愛する心、試練に立ち向かう勇気を音で表現。
窓の外の多摩丘陵の風景とともに、お楽しみいただきました。
当日はあいにくの大雨・強風で、人出が予想より少なくなってしまいましたが、演奏後のアンケートは好評。また内容を充実させ再挑戦します。
テレビもスマホもなかった時代、カフェには様々な人々が集い、高尚な芸術談義から他愛のない世間話まで、気ままに花を咲かせていました。隣のテーブルから漏れ聞こえる噂話、流しがギター片手に即興で歌う市井の出来事、伊達男が披露する流行りのステップ…
異なるバックグラウンドの人々がなんとはなしに出会い、生み出す不思議な化学反応。
日々の暮らしのなかにそんな潤いのある場所を生み出せたら…。そんなとき下町の商店街に誕生した素敵なカフェ・雑貨・ギャラリー「アイレ・アメノ」さんに遭遇。
当日は、親密感を増すためレイアウトを工夫。タンゴの世界観に入り込みやすいよう、演奏とともに映像を流す初めての試みも行いました。
私たちメンバーの多くにとって母校である、早稲田大学OB・OGの音楽祭に出演。
司会は見城美枝子さん。
当日は様々なジャンルのOB・OGバンドが入れ代わり立ち代わり演奏。私たちの出番のときには、野外会場のサンバのリズムも入り乱れ、とにかくキャンパス全体がお祭り騒ぎ。短い出演時間でしたが、超満員のなか、ふだんは聴いてもらえないような人にも演奏をお届けでき、よい刺激となりました。
ところで、私たちが大学生だった頃、学生会館地下の廊下には、練習室の取れなかった学生たちが所狭しと立ち並び、個人練習にはげんでいました。様々な楽器の音が充満し、その盛況ぶりは、まるで音大のよう。
いまこうしてOB・OGによる音楽祭が毎年盛んに行われているのも、やはり音楽に傾けていた当時の情熱が並大抵のものではなかった証拠なのでしょう。私たちもこうして仲間と演奏を続けることができ、かつての「母校」に帰ってこれたことは嬉しい限りです。
タンゴは「3分間のオペラ」
『タンゴ』(毎日新聞社、1987年)の著者・タンギート木田さんをお招きし、往年のタンゴの名演奏家たちとの交流について、現地で録音・撮影した秘蔵音源・映像を交え、縦横無尽にお話いただきました。
定期船事務長としてアルゼンチン、ウルグアイへ数十回に及ぶ航海を重ねたタンギートさん。現地での実体験に基づく数々のエピソードは新鮮そのもの。「タンゴの王様」フランシスコ・カナロや「バンドネオンの神様」アニバル・トロイロなど、名演奏家たちの知られざる素顔に会場一同びっくり。そして何よりも、タンゴへの深い愛情に満ちた名解説。
「お集りの皆さん静かに瞳を閉じてください。そして少年少女だった頃にかえって、故郷の山野を思い出してください。レンゲの花をつんだ田んぼ、メダカをすくった池や小川。ウサギや小鳥を追いかけた山野、魚を釣った海岸を。しかし、今、あなたが、故郷に帰って心のふるさとを訪れた時、あの懐かしの小径は既になく、マンションや高速道路ができあがっているでしょう。時代の流れが、あなたの心の故郷を消し去ってしまっているのではないでしょうか」(タンゴの名曲「カミニート(小径)」の解説)
タンゴ・ワセダ現役生による生演奏も会場を沸かせました。
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